黒川紀章が総合プロデュースした公共の宿「山暖簾」


山暖簾は、黒川紀章の総合プロデュースにより、自然と近未来の和との融合をコンセプトに建造。山並みに溶け込むような緩やかな曲線を持った大屋根と、展望テラスはもちろんのこと、露天風呂、大浴場、客室からも、壮大な眺望が満喫できる設計になっています。またコンクリートと暖かみのある木材が調和し、心和む館内にも、随所に黒川紀章独自のデザインが施されており、芸術性の高い建物となっています。



佐世保市世知原町は、長崎県県北、北松浦半島地域に属し、東は佐賀県伊万里市、北は松浦市に隣接し、海洋県長崎にあって数少ない「海のない町」です。県北地域最高峰の国見山(標高777m)を源とする県下最長流(全長約13km)の佐々川源流域にあたり、街中で標高150m、山暖簾は標高350mに位置しています。佐々川の渓谷沿いに位置しているため、建物と向き合う青々とした山が見る者に迫ってきます。



山暖簾がある山麓一帯は県立自然公園に指定されており、バードウォッチングや昆虫採取には最適な場所です。また深い霧と澄んだ空気、清らかな国見の水で育まれた世知原茶は、生産量こそ少ないものの全国的にも珍しい玉緑茶で、旨味と渋味のバランスのとれた美味しいお茶であり、品評会でも常に上位に入賞しています。露天風呂などほとんどの場所から緑の山々を望む事ができる。天然温泉は、疲労回復・健康増進に効果があり、肌によく芯から温まる美肌の湯だそうです。

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